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痴漢撲滅プロジェクトとは?
痴漢が都民の日常に大きな不安を与えている状況を変えるため、東京都は「痴漢撲滅プロジェクト」を始動させました。
令和5年3月、痴漢撲滅に向けた諸問題に関し、各局の取組情報を共有し、相互連携を図りながら局横断的に対策を進めるため、総務局、都市整備局、福祉局、交通局、教育庁、警視庁、生活文化スポーツ局からなる「痴漢撲滅プロジェクトチーム」が設置され、痴漢被害のない社会の実現を目指し、スピード感を持って様々な取組に着手しています。
痴漢撲滅のための取組
痴漢撲滅キックオフ宣言
令和5年7月5日(水)に開催された第21回東京都安全・安心まちづくり協議会において、小池都知事が痴漢撲滅に向けた官民連携のキックオフを宣言しました。
痴漢は都民の日常に大きな不安を与えています。被害者に身体的・精神的に苦痛を与える、卑劣で許せない犯罪です。東京都は、昨年度末、庁内横断のプロジェクトチームを発足させました。被害実態を把握するための大規模調査を実施し、スピード感を持って対策を進めます。
撲滅には、皆様のご協力が不可欠です。東京一丸で、「痴漢被害のない社会」、これを実現するため、本日の会議を官民連携のキックオフとさせていただきます。人が活躍する基盤である安全・安心を守るため、力を合わせてまいりましょう。
協議会当日は、痴漢をテーマとした講演も行われました。東京都安全・安心まちづくり協議会の詳細ページに資料を掲載しておりますので、是非ご覧ください。
東京都安全・安心まちづくり協議会
痴漢被害実態把握調査の実施
都内の痴漢被害の実態及びその傾向を把握し、具体的な対策につなげるため、都として初の大規模な調査を実施しました。被害者に加えて目撃者等の第三者を調査対象としている点が特徴です。
調査結果は以下のリンク先で解説しています。
痴漢被害実態把握調査報告
「痴漢なくそう隊」事業の開始
令和5年度痴漢撲滅キャンペーン(令和6年1月6日~2月25日)初日のキックオフイベントで、「痴漢なくそう隊」の結成を行いました。
「痴漢なくそう隊」は、痴漢撲滅に賛同する電車等の利用者による見守り活動です。
事業詳細や参加方法については、以下のリンク先をご確認ください。
痴漢なくそう運動
痴漢撲滅TOKYO宣言
令和6年1月6日(土)に開催された痴漢撲滅キャンペーンイベントにおいて、小池都知事がビデオメッセージの形で「痴漢撲滅TOKYO宣言」を行いました。
皆様、こんにちは。東京都知事の小池百合子です。例年、この時期には受験生を狙った痴漢被害が発生しています。受験生のこれまでの努力を蔑ろにする行為に、強い憤りを覚えます。東京都は、警視庁や鉄道事業者と一緒に、2月下旬まで痴漢撲滅キャンペーンを行います。
痴漢は、身体的・精神的な苦痛を与える、卑劣で許せない犯罪です。被害者には、何の落ち度もありません。躊躇せず声をあげる、周りに助けを求めるなど、その時にできる行動をとってほしいと思います。
(中略)
東京都は、警察、鉄道事業者、都民の皆様と共に、「痴漢撲滅」を宣言します。力を合わせていきましょう。ありがとうございました。
東京都交通局の痴漢対策
東京都交通局では、都営交通における痴漢対策として車内防犯カメラの設置、駅構内や車内でのアナウンスの実施、キャンペーンやポスターによる普及啓発活動、女性専用車両の運行等を行っています。
また、ポスター等により痴漢を目撃した際の具体的な対処法を紹介し、周囲の方の行動を呼びかけています。詳細はリンク先をご確認ください。
都営交通の痴漢対策
警視庁の痴漢対策
警視庁ホームページでも痴漢被害防止対策について紹介しています。
痴漢をはじめとする性犯罪は、個人の尊厳を踏みにじる重大な犯罪行為であり、決して許されるものではありません。
社会全体で痴漢等撲滅の機運を向上させ、その未然防止を図ることが重要です。
痴漢等の性犯罪被害防止対策
警視庁では、痴漢撃退機能をはじめとした防犯機能を多数搭載した警視庁防犯アプリ「デジポリス」をリリースしています。詳細はリンク先をご確認ください。
防犯アプリ デジポリス
痴漢撲滅関連イベントの開催
過去のイベント
関連取組
犯罪お悩みなんでも相談
東京都は、「犯罪お悩みなんでも相談」窓口を設置し、万引きや暴力、痴漢などの犯罪行為をしてしまうご本人やそのご家族、関係者の方などを対象に、あらゆる犯罪に関する相談を電話とメールで受け付けます。
社会福祉士や精神保健福祉士が、お話を丁寧にお聴きすることで、ご本人の状況や生活環境等を的確に把握し、可能な限り福祉などの適切な支援につなげます。
相談を希望される方は、下記サイトをご確認ください。